税制批評

税制批評

政策税制の効果はあるのか?_セルフメディケーション税制

利用者の少ない「セルフメディケーション税制」は、必要か。 意味のない制度を残すことは、社会的リソースのムダ。 2016年(平成28年)改正で創設された「セルフメディケーション税制」は、医療費控除の縮小版として位置づけられ、租税特別措置法でも...
税制批評

医療費控除を考える

医療費控除は、税制のなかで一番なじみのある制度かもしれない。一般には医療費助成と受け止められているようだが、これが税制に組み込まれた本来の趣旨は、税金支払い能力への配慮である。創設当初とは、社会状況も税制も変化してきている。医療費控除は根本...
税制批評

給与の源泉徴収と年末調整-事業者の負担について

年末調整もますます複雑化し源泉徴収事務の事業者負担は大きい。給与の源泉徴収制度は、いつから始まったのだろうか。源泉徴収制度の歴史を調べてみた。 はじめに 制度もその存在が長くなると、「空気」のようなものとなってくる。制度の存在する意義(意味...
税制批評

生命保険控除への疑問

年末調整、確定申告の季節になると、「生命保険料控除」というものに一種の違和感がついてまわる。一体何でこんなものがあるのだろうか。私の中で、「くだらない」とういう感覚がついてまわり、むだな仕事をしている気がしてならない。調べてみて、得た結論は...
税制批評

年末調整が難しすぎる

税制改正に合わせて年末調整に必要な書類が複雑化している。平成30年から「給与所得者の配偶者控除等申告書」が登場、令和2年からは、「基礎控除申告書兼配偶者控除等申告書兼所得調整控除申告書」が登場し、ついに用紙が3枚になった。「扶養控除等申告書...