税金・税制

謝辞

昨年(2022年)税理士を廃業しました。お世話になった方々に感謝いたします。 廃業後調べると、記録が残る25年間で、作成した申告書の税額は、国税(消費税、法人税、所得税)だけで27億円超でした。わずかな例外はあっても、大部分が従業員10名未...
消費税

”消費税の誤解”で検索したら

消費者で消費税を誤解している人は多いと思って消費税の誤解で検索したら、とんでもない記事に出くわした。事業者向けに書かれた記事で、「消費税はお客さんからの預り金だから、あなたにとって損はない」という主旨のことが書いてあった。 消費税は預り金で...
消費税減税論

期限付き「減税」のコスト

消費税が変わればレジの更新が必要なことは、誰でも分かりそうである。これを1年後にもう一度やるというのが、立憲民主党の「原則1年に限り食料品0%」である。その他にも、期限をきっての、消費税減税論が花盛りである。立憲民主党に限らないが、政治家諸...
消費税減税

食料品免税、本気か

時限的な食料品免税(0税率)を政策に掲げる政党がある。米の高騰もあり、せめて食料品ぐらいという、庶民感情に訴えるためであろう。あまりも姑息である。仮に食料品免税となっても、食料品価格が減税分だけ自動的下がるという保障はない。しかも、食品メー...
消費税減税

「輿論と世論」消費税世論調査

各社世論調査では、消費税減税賛成が6割以上であり、反対は3割以下、なかでも食料品に限り減税賛成が多い、という結果のようである。 輿論と世論 「世論調査」は「よろん」と読まれることが多いが、本来は「せろん」と呼ぶべきであろう。 「世論」とは空...
消費税減税

消費税「預り金」は間違い

参議院選挙では、消費税減税が、争点になるようだ。「物価対策」だという。消費税減税がどの程度物価対策になるかは疑問である。 消費税は「預り金」ではない 各党が「減税」を主張するのは、大多数の国民が、税率が10%から5%になれば、レシートの「消...