憲法

「公共の福祉」という言葉

日本国憲法には「公共の福祉」という言葉が使われている。12条で、国民は基本的人権を「公共の福祉のために」利用する責任を負うとし、13条では、国民の権利については、「公共の福祉に反しないかぎり」国政上で最大の尊重を必要とすると定める。22条(...
憲法

憲法13条はドラえもんのポケット

一般に「無味乾燥」と思われる憲法の教科書でも、ときどき面白い表現にでくわすことがある。表題は、浦部法穂「憲法学教室」の「人権の考え方」のなかで見つけた「幸福追求権」の説明である。 第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び...
憲法

「立憲主義」の意味

「立憲主義」という言葉は、一般になじみのあるものとは思えない。今、「立憲主義」から連想するとすれば「立憲民主党」という政党だろうか。一般にはなじみがなくても、どの憲法の教科書でも「立憲主義」「立憲主義憲法」は、最初のテーマであり、これなしに...
憲法

「憲法」という言葉

日本国憲法の「憲法」とは、英語、フランス語の「Constitution」の訳語で、大日本帝国憲法(明治憲法)制定にあたって、訳語として「憲法」が選ばれた。当初は、国の掟という意味で「国憲」と訳されていた(明治9年の憲法起草を命じた勅令=天皇...
消費税基本

消費税の転嫁と帰着

税の帰着とは、あまり聞き慣れない言葉かもしれない。新しい税制が施行された場合、結局その税金を負担することになる経済主体は誰なのか。これが税の帰着という問題であり、これは、経済学の価格理論の課題である。税理士は、法律上の納税義務者の求めに応じ...