インボイス施行から2年 ”インボイス廃止!”

食品減税「世論調査」

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2月9日、10日の共同通信世論調査で、「与党の消費税減税案に賛成ですか、反対ですか」と賛否を問うたところ、賛成50%、反対44%であった。NHKによる世論調査では、賛成57%、反対30%であった。与党の減税案とは、2年間食料品、飲料消費税ゼロのことである。

NHKは、次いで「食料品減税が物価対策として効果があるか」と聞いたところ、「大いにある」9%、「ある程度ある」が38%で、「あまりない」が34%、「まったくない」が12%であった。物価対策として効果あると思う人は49%、ないと思う人が46%で、ほぼ同数である。

NHKの調査は、単に賛否を問うだけでなく、その効果について聞いているので、非常に興味深い。結果は「効果あり」と「効果なし」に大差はない。

「物価対策に効果なし」―これが真実である。消費税の納税義務者は企業であり、食品などモノにかかる税ではなく、企業の売上にかかる税である。仕入税額控除など計算が少しややこしいだけである。

食料品消費税がゼロになったところで、レシートから「税」が消えるだけであり、1080円のものが、自動的に1000円となるわけでない。価格は需給や競争で決まるものであり、政府が値下げを強要できるものでもない。当たり前のことである。

政府にとって、やっかいな賛成派

なにせ2年間で10兆円の税収がなくなるというのだから、半数を超える国民が、食料品免税(正しくは食料品売上免税といういうべき)に賛成しているという現状は、これを政策として選挙をたたかってきた与党や政府にとって、やっかいな存在である。

NHK調査での食品名税賛成57%の人は、物価対策に効果があると回答した49%と、重なることは、容易に想像できる。特に「大いにある」と回答した9%の人は、1080円が1000円になると思い込んでいる人なのであろう。

私は、食品免税に反対である。それは財源論や財政悪化等の大所高所からの話しではない。中小飲食店への打撃があまりにも大きいからである。

世論調査で、食品免税の賛否を問うものはあっても「効果」について問うたのは、今回のNHKが初めてのようだ。やっかいな賛成派への対応が始まったのかと勘ぐりたくなる。