累進税率

税制批評

「民間給与実態統計調査」にみる役員給与

法人(会社)から役員に支給される給料は、額の多少にかかわらず所得税法上は、「給与所得」であり、法人税法上は、役員給与に関する規定が適用され、場合によっては損金(経費)とならない。 一口に「役員給与」といっても、労働の対価(賃金)としか考えよ...
税務統計

申告所得税標本調査にみる「1億円の壁」

所得税本来に仕組みでは、所得が多くなるほど、税負担率が上がる。ところが、今の税金の仕組みでは、年間所得1億円を超えたあたりから、負担率が下がる。国税庁の申告所得税標本調査をみても、明らかに一億円の壁は存在する。 グラフ1:所得階級別所得税負...
税金・税制

誘因的控除とは(税によるインセンティブ)

「誘因的控除」、聞き慣れない用語であるが、昭和43年の税制調査会「長期税制のあり方についての答申」で使われている。所得税の控除を分類したときの用語であり、人の行動を誘引する目的で、税制に組み込まれた所得控除や税額控除をいう。 端的にいえば特...