租税帰着

税制批評

価格表示に問題がある

価格表示が気になる理由は二つあります。一つは、実際の販売額より安い金額を大きく表示するという「ありえない事」が、まかり通っていること、もう一つは、この表示方法が、消費税誤解の温床になっていることです。消費税の導入から、34年経過し、今や税収...
消費税解説

かつ丼540円(税込594円)の件

「かつや」と「松屋」 いつもとおる道で目にする。幹線道路に面した店舗の壁に大きく掲示してある。540円は、大きな字だが、594円は、とても小さい。540円が、車から見えやすいようにしているのだろう。「かつや」である。もちろん、540円でかつ...
インボイス制度

消費税ネコババ論について

消費税をもらいながら、払っていない人がいる。これが「消費税ネコババ論」です。 自分が払った消費税が、税務署に納付されず、業者のふところに入ってしまう、ケシカランというわけです。これもインボイス制度を後押しする応援団になっています。 消費税法...
消費税問題点

消費税が「重い」

消費者の話ではありません。社長さんや個人事業主から、消費税が重いという話をよく聞きます。 「そうは言っても預かった税金をそのまま納めるんじゃないの?」 ところが、ことはそう簡単ではないのです。 これまで税理士として、消費税の申告納税を受任し...
消費税基本

消費税の転嫁と帰着

税の帰着とは、あまり聞き慣れない言葉かもしれない。新しい税制が施行された場合、結局その税金を負担することになる経済主体は誰なのか。これが税の帰着という問題であり、これは、経済学の価格理論の課題である。税理士は、法律上の納税義務者の求めに応じ...