扶養控除・配偶者控除

税務統計

税務統計にみるジェンダー・ギャップ(4)「103万の壁」とパート主婦

昨年(2024年)末から税制改正の焦点となった「103万の壁」とは、ジェンダー(社会的性差)の問題である。 「103万の壁」世論調査 共同通信2024年11月世論調査には、次の項目があった。 「国民民主党は、手取りの増加に向け、年収が103...
税制批評

「税制と経済学_その言説に根拠はあるのか」

世の中には、税金をめぐって「もっともらしい」言説がたくさんある。 本書によれば「一見もっともらしい言説は、論者の個人的経験と思い込みだけに依るものではなかろう。それは特定の主義や価値観に基づくものかもしれないし、特定の実利や権益から生まれた...
税務統計

税務統計にみるジェンダー・ギャップ(その3)配偶者特別控除

配偶者特別控除 配偶者特別控除が創設されたのは、昭和63年である。 配偶者特別控除は、妻の年収が配偶者控除の適用限度(令和6年では103万)を超えても配偶者控除に代わって適用される制度である。 配偶者特別控除は「パート問題」への対応から創設...
税務統計

税務統計にみるジェンダー・ギャップ(その2)配偶者控除

配偶者控除をみる 日本のジェンダー・ギャップは、146カ国中118位(2024年:世界経済フォーラム)であった。 国税庁が公表する「民間給与実態統計調査」(令和5年)をみると妻を「扶養」している夫は729万人にたいし、夫を「扶養」している妻...
税務統計

税務統計にみるジェンダー・ギャップ(その1)賃金格差

日本のジェンダー・ギャップは、146カ国中118位(2,024年;世界経済フォーラム)であった。とりわけ政治参画指数が低いのだが、男女間の賃金格差は、どの程度なのだろうか。 国税庁が公表する「民間給与実態統計調査」(令和5年)でみると、女性...