103万の壁

税金・税制

「103万の壁」狂想曲

高額所得者ほど有利な所得控除 この問題をめぐるテレビ新聞は、「103万の壁」の引上げを求める国民民主党と抵抗する政府与党、税収不足を危惧する自治体首長という構図である。国民民主党は「英雄」であり、支持率も上昇しているようである。多くの人が、...
税金・税制

「103万の壁」(その4)与党123万提示

与党が引き上げ額123万を提示 税制改正をめぐる駆け引きが、進行中である。 12月13日の与党と国民民主の協議で、与党案は、基礎控除、給与所得控除をそれぞれ10万円引き上げて、基礎控除を58万円に、給与所得控除を65万円にするという内容であ...
税制批評

「103万の壁」(その5)特定扶養

親の特定扶養要件は、150万で決まり? 子の所得が48万(給与収入103万)を超えると、親は扶養控除の適用が受けられない。この上限を「特定扶養親族」に限り収入150万以下に緩和するようである。あっさりと、ここだけは決まりそうな気配である。「...
税金・税制

「103万の壁」(その3)本当の壁とは

東京新聞に「103万の壁見直しに期待」という記事があった(11月13日付)。コーセーの小林社長の言葉である。スタッフの多くがパートであり、103万を超えると所得税が発生するので、年末繁忙期になると、やめる人がいる。壁が見直されると、仕事を続...
税金・税制

「103万の壁」(その2)なぜ「98万の壁」といわないのか

連日のように「103万の壁」が、ニュースになっている。年収103万を超えると、所得税が発生するので、雇用調整をする人がいるという。テレビ、新聞は、これを「年収の壁」と解説している。 これはおかしな話である。103万は、所得税の基礎控除48万...