金持ち課税

税務統計

「1億円の壁」年間所得1億円超の所得者

年間所得が一億円を超えると、実効税率が下がる「一億円の壁」。この1億円を超える所得者の人数、所得の内訳、一人当たり所得など、その「実像」はどうなっているのだろう。 令和4年申告所得税標本調査によると、1億円を超える最上位の所得階層は、25,...
税務統計

「日本のお金持ち」その2 申告所得税標本調査から

申告所得税標本調査では、「事業所得者」「不動産者所得者」「給与者所得者」「雑所得者」「この区分に該当しない所得者」と、主たる所得により申告者を5分類している。令和4年調査の高額所得者(所得5千万円超)の78,263人では、「この区分に該当し...
税務統計

申告所得税標本調査にみる日本の「お金持ち」

「申告所得税標本調査」は、昭和26年から始まり、毎年実施されており、国税庁サイトで公表されている。これは宝の山である。ここでいう「お金持ち」とは、高額所得者のことである。かつて「一億総中流」と言われた時代があった(60代以上の世代しか記憶に...
税務統計

申告所得税標本調査にみる「1億円の壁」

所得税本来に仕組みでは、所得が多くなるほど、税負担率が上がる。ところが、今の税金の仕組みでは、年間所得1億円を超えたあたりから、負担率が下がる。国税庁の申告所得税標本調査をみても、明らかに一億円の壁は存在する。 グラフ1:所得階級別所得税負...
税金・税制

誘因的控除とは(税によるインセンティブ)

「誘因的控除」、聞き慣れない用語であるが、昭和43年の税制調査会「長期税制のあり方についての答申」で使われている。所得税の控除を分類したときの用語であり、人の行動を誘引する目的で、税制に組み込まれた所得控除や税額控除をいう。 端的にいえば特...