税制批評 「103万の壁」(その5)特定扶養 親の特定扶養要件は、150万で決まり? 子の所得が48万(給与収入103万)を超えると、親は扶養控除の適用が受けられない。この上限を「特定扶養親族」に限り収入150万以下に緩和するようである。あっさりと、ここだけは決まりそうな気配である。「... 2024.12.17 税制批評所得税
税務統計 農業所得の申告者は35万人(申告所得税標本調査)より 夏のコメ不足。新米が出回っても高い。農家の高齢化、担い手不足ということをよく聞く。申告所得税標本調査の「農業所得」から、農家の現状をみてみたい。申告所得税標本調査(令和4年)によると、農業所得の申告者は、35万人である。「日本農業法人協会」... 2024.12.03 税務統計
税金・税制 「103万の壁」(その3)本当の壁とは 東京新聞に「103万の壁見直しに期待」という記事があった(11月13日付)。コーセーの小林社長の言葉である。スタッフの多くがパートであり、103万を超えると所得税が発生するので、年末繁忙期になると、やめる人がいる。壁が見直されると、仕事を続... 2024.11.29 税金・税制
税金・税制 「103万の壁」(その2)なぜ「98万の壁」といわないのか 連日のように「103万の壁」が、ニュースになっている。年収103万を超えると、所得税が発生するので、雇用調整をする人がいるという。テレビ、新聞は、これを「年収の壁」と解説している。 これはおかしな話である。103万は、所得税の基礎控除48万... 2024.11.29 税金・税制
税金・税制 「103万の壁」(その1)いつのまにか「壁」の意味がすり替わった これまでは「103万の壁」といえば「扶養限度」のことで、これを超えると「扶養」に該当せず、世帯年収が減ることを意味した。ところが総選挙以後、新聞テレビでは、「年収の壁」として、これを超えると所得税が発生する「課税最低限」の意味で使われるよう... 2024.11.29 税金・税制